昨日の『一読一会』ですが、今朝の毎日朝刊には19行+福井さんの写真のみでした。
23日の朝刊が楽しみです。
昨日は自分の文字判読に精魂を使い果たしてしまいましたが、1部の福井さんインタビューの後、2部は4人の中高生のパネラーによるディスカッションがありました。
福井さんも途中までいらっしゃったのですが、一人漫画が好きだが本が好きではないというパネラーの男の子に福井さんが、漫画の続きが小説ででるなら読むか、と聞かれると彼は読む、でも、では面白い映画を見た後で、友達が原作はもっと面白いんだぞと言われたらどうすると聞くと、読まないと答えていました。
読み直すのが面倒なんだそうです。(でも、実はこの彼、一番話が面白かったのですよ。最後をきっちり締めていたし。)
その前に話題になった学校教育の事にも触れ、四角四面の教育をしなければ、本の読み方が判らない人もいるのでそういう教育は仕方がないと思うが、このパネラーの彼のように、能力があるのに他に逃げている人をいかに還流させるか、一度でもいいからチャレンジさせるようなきっかけをどう作るかが課題になるだろうと仰って、お帰りになりました。
やはり生まれたときから、労せずしてテレビやゲームなど刺激のあるものに触れてくると読むのに労力が必要な本を読むのには、かなりの「とっかかり」が必要になるのでしょう。
そういえば上の娘の小学校には、図書室がなくてびっくりしたのですが(そして、下の子の学校の立派な図書室にはすかすかの書棚が沢山…。)、昨日のお話を伺って、本当に大変な状況に陥っているのだなと思いました。
委員の皆さんや、福井さんのご苦労が報われる事を心から望みます。
私も益々布教に努めなければ!
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このボールペン、ハイテックC コレトというパイロットの製品です。
ハイテックCは沢山の色と太さがあって、よく使っているゲルボールペンなのですが、このコレトというのは、本体に2本好きな色のリフィルを入れて、自分好みの2色ボールペンを作ることが出来るという、楽しいペンなのです。
出るのを楽しみにしていて、ちょっと前に見つけた時は喜び勇んで買ったのですが、残念ながら本体がちょっとちゃちくて。リフィルも本体も100円という低価格なので、しょうがないとは思うのですが、持った感触が好きではなく、あまり使っていませんでした。
ところが、時々覗かせていただいているさんてんり~だblogさんで、このボールペンの改造というエントリを拝見し、wakuwakuライフさんに伺って方法を見てきて試してみました。

多色ボールペンは大好きで、つい新しいのがあると買ってしまいます。
なので、このエントリに出ていたゼブラのクリップオン マルチという4色ボールペン+シャープペンはちゃんとうちにありました。
芯を抜いてみたところ。
上のがクリップオン、真ん中がコレト、そして一番下のは無印の5色ボールペン・シャープペン付のものです。

コレトのリフィルをクリップオンのリフィルの長さにそろえて切って入れてみると、ぴったり!
4色切って入れてみました。
無印の方も大丈夫でしたよ。


思いついて、いつもモールスキンの背に挿しているオートのニードルポイント CAPのリフィルと入れ替えてみました。オートのニードルポイントは好きなのですが、出来れば茶色がほしかったからです。
ばねが入っていたので無理かと思ったのですが、このままの長さでぴったり入って万々歳でした。
このCAPは、モールスキンの背に差したままでも字を書くのに邪魔にならず、外にもって行くときなど便利なのです。
このリフィル、他にも色々使えそうで嬉しくて。
ほぼ日手帳用にも作らなくちゃ。

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この『一読一会』というイベントは、中高生が主体となって行われていて、実行委員も中高生でした。
なので、勿論、福井さんへのインタビュアも中学生と高校生の女の子2人。
うわ~…、そんな事、聞いちゃうの?とびっくりするような事も堂々と聞いていて、中々面白かったです。
下のエントリに上げた、ロディアの13番を16枚分メモを取ってきましたが、例によって判読不能部分が多くて。(苦笑)
判る部分だけ書いておきます。
なおオフィシャルによると、12月3日にも札幌でこのイベントあるようですね。
インタビュアの発言はイタリック、福井さんの言葉をそのまま書いた部分は「」でくくりました。
カッコ内は私の補足です。
◎このイベントについてどう思われましたか?
・「すごいざっくりした質問ですね。(笑)」
・中高のときは活字が読めなかったので、こういう集まりは俺にとっては尊敬に値します。
「いまのところ、笑うとこなんですけど」(と、リアクションのないインタビュアに言うと)
「さっそく笑わせていただきます」(…大爆笑)
・これって犯罪者になんでこんなに犯罪が多いのかと聞くのと同じだが、胸に手を当てて考えてみると中高の時にビジュアル社会に入っていた。
ライトノベルが入り口となっていて、映像等受け手が受身でいていいものが増えてきていた。
本は能動的であることを要求するから、映像とは違ってそんなに大変なものなんだからそっちで何とかしてからこっちへ持ってきてよ、という感じだった。
・今は映像もゲームもかなりレベルが高くなり、本は立場を脅かされている。
◎子供のときは本を読まなかったんですか?
・感想文を書かないといけなかったので、課題図書は読んだ振りをして感想文を書いた。
・課題図書以外の本の感想文も書かなくてはいけないときは、架空の本をでっち上げて書いた。(笑)
◎漫画やアニメが好きだったんですか?
・本を読むとっかかりがガンダムだった。
生々しく大人の話で、中高生が読むものじゃないような原作者が書いた小説版は文章でも緩急を出すことが出来、映像の刺激に近くてカッコいいと思った。
・児童文学は子供向けに易しく書いているのが頭にきていた。
大人が真剣に伝えようとすると、子供は判らなくても聞く姿勢をみせるものだ。
・描写として容赦がない。文章で読み手の想像にゆだねる。
・栄養としてはじめて受け取れたのがガンダム。
・小説家で好きなのは、25、6になって読んだ高村薫。カッコよくてつやのある人の心に残る文章。
どうやったらまねられるだろうと思っていた。
◎なぜ作家に?
・長く座っている時間が必要だけど、丁度バブルで会社がなくなって警備業についた。ただいればいいという美味しい仕事だったが、想像を絶するほど暇。3ヶ月くらいは給料を上げるための資格を取ることに使ったが、後はやることがなくて、このままでは馬鹿になるかもと思った。
・人間追い詰められると本質と向き合うようになる。
・で、「月刊福井晴敏」みたいな感じで、5000枚の大長編を書いて、会社の人に見せた。
「今にしてみれば、残酷なことをしました」(笑)(7人しかチームにいなくて、しかも福井さんは副隊長だったそうです。ダメだしは出っこないと…。)終わってみんなが喜んだ。(笑)
・出版社に持ち込もうと思ったけれど、小説は持ち込み禁止。
なら新人賞を取らなくては。←思い悩んだりしたのではなく、反射行動としてそういう結論に。
◎作家になってからの本の魅力とは?
・作家になって思ったのは、本ってこんなに売れないのか、という事。
・少し前までは5万部売れればヒットといわれたが、今は1万に下がっている。
・これはやばい。
・でも大ヒットというものがある。素晴らしい本が口コミで広がっていくのは奇跡に近いが、これをこっちから仕掛ける。
・イージスはこういう意味の奇跡だったが、それでもハードカバーは10万部ほど。
・ヒットの指数を上げなくてはいけない!それには映像化が一番。
文学賞を取るより、映像化の方が目立つ。←映像になるほど面白い本なんだなと思って手にとってもらえる。
・映像になるなら、自分でも動こうと思った。
そうすると出版社も動かざるを得ない。出版社の営業も映画のチームへ。
出版社の人たちは、映画と違って100万人を相手にする仕事はしていない。10万部でヒットと喜んでいたら、10年後にはこの市場がなくなってしまう。そこへ映画という違う世界を見せることで、刺激を与えたい。
・読書は能動的だから、つまらない本を読むとつまらない映画の50倍はショックを受ける。もう読むもんかという事になってしまう。
◎戦争や自衛隊にこだわっているのは?
・外国の映画賞取った映画と、アルマゲドンが並んでいたらどちらを見るか?CMとか見ても判るが、派手な見せ場が必要。
・自衛隊を使うと、説明が多くなって鬱陶しかった。イージスはそれを武器にして書いた。
・映画化が決まった時、考えたのは商売のこと。
芸術と対極にあるし嫌われていた言葉だと思うが、小説とは儲かるものだと知らしめる必要があったので、ただ働きが多かった。
・以前、角川映画がやっていたようなタイアップがあったが、あれで角川が火の車になり、出版社は及び腰だった。こういう状況だったので、のるかそるかにかけないと無理だった。
・ローレライは今までの講談社としては、ありえなかった体制をとった。
◎映画化で作家の仕事は?
・全部に参加した。打ち合わせにかけた時間は1000から2000時間。
この時間を使えば1、2冊本がかけたと思う。
◎映画をみてどうだったか?
・全人生、運命がかかっていたので、出来上がってみても映画として見られない。
◎よかったシーンは?
・爆発は言葉より映像だと思う。
◎役者からの意見は?
・特にイージスは役者の一人一人に意見があった。渥美と瀬戸のタバコを吸いながらのシーンはアドリブだった。ざっくりとして台本はあったけれど、日頃思っていることを出してくれと。
◎映画の悪いところは?
・戦国自衛隊1549では、原作がまだ出来上がっておらず、プロットの段階だった。原作はバイブルとなるべきものなのにないままだったので、現場には苦労をかけた。
・映画と本が一緒にでるのは一見理想的だが、失うものもある。
◎注目しているものは?
・昔の角川映画のCMのやり方。サブリミナルのようで、見に行かないと日本人じゃなくなるような。
ああいうやり方を考えてみたい。
◎漫画化について。
・描き手に任せられる体制作りが必要。作者のパワーを引き出さないと。
・漫画家は新人の中から力のある人を推薦してもらって選んだ。
・漫画は週刊ベースだし、人気投票とかがあり、話をはしょるのが難しい。週一回見せ場を作らなくちゃいけないとか、クリアしなくてはならないものが多かった。
・(原作があるからといって)消化試合ではなく、これから仕掛けてみたいと思う人を組むのが必要。
◎これからの予定?
・2月にOp.ローズダスト。
今、クライマックスシーンを書いている。お台場が出てくるので、実地で取材が出来た。
・アニメ。テレビシリーズを1から立ち上げる。
・ガンダムの新作。原作を書いた後、アニメ化する?
◎面白い本があるか?
・「俺の本は面白いよ」(笑)
それを読んだ後で、高村薫の新刊は?
あれは極北(でいいのかな、ちゃんと聞き取れませんでした)のものだから、あれを読めたら怖いものはない。
◎映像では?
・樋口監督の『日本沈没』
・2カット、出演している。和久井映見と演技のからみあり。
・最後に、「福井晴敏(新人)」と出ると思う。(新人ですか?(笑))
こんな感じでした。
すみません、いつもわかりづらくて。
本や雑誌では見ていた事もありましたが、実際に伺ってみるとこのように考えていらっしゃったんだなと頷けるところが多かったです。
この先の予定ですが、ガンダムAでの連載とは別にアニメのことを仰っていたのが気になります。
あと、勿論新人俳優、福井晴敏氏も。(笑)
このイベントについての報告記事は明日の毎日新聞に、23日には詳しいものが載るそうです。
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